百寶堂あいさつ
「八丈島の100の宝をお客様と見つけたい」2018年に百寶堂(びゃくほうどう)を立ち上げ、その思いで無我夢中やってきました。
いま、コロナ禍で島の産業は文字通り壊滅状態にあります。島民の抱える苦しさはとうてい私の語彙では顕せるものではなく、きっと皆様の想像にもつかないことでしょう。
私を育ててくれた八丈島に恩返しをしたい。そのために元気な新しいメッセージをここ八丈島から発信したい。
悶々と悩み続けて1年。でもそこにはずっと仲間がいました。
幼少より弟のように私を可愛がってくれた大野龍太郎先生が、素晴らしいアカハタ魚拓の使用を快く引き受けていただきました。まるで今にも跳ね回りそうなその躍動感は、いまの私の思いに寄り添い、またたくまに私の一部になりました。
ずっと笑顔で、でもきっと心のなかでは歯を食いしばって日々業務に励んでくれている当社スタッフの士気も、気持ちよさそうに空を舞うトビウオのように踊ったことは言うまでもありません。 どうしようもない気持ちを抱えながら、目に見えない敵と戦い続け、至った境地がありました。 「やっぱり魚はうまい。八丈島はうまい。」 2021年秋、百寶堂は新たに創業し、八丈島のうまいを届けてゆきます。代表社員/宝丸船主
久保田 仁之
写真 ©NPO法人八丈島観光レクリエーション研究会